天気の子 感想【攻めた傑作!】
感想
君の名はで一躍時の人になった新海誠監督の最新作「天気の子」を見てきました。
まず始めに自分は「君の名は」はあまり好きではありませんでした。
とてもクオリティの高い作品であることは認めるのですが、ストーリーが王道すぎて
あまり意外性を感じなかったし、登場人物が綺麗過ぎて中々感情移入出来なかったからです。というか今の自分が拗らせすぎてるだけですね・・
今回の作品もリア充御用達の映画だろ・・と見送ろうかなとは思っていたのですが新海監督が自ら賛否両論あるだろうと発言したこともあり、前作とは違う感を醸し出しており、なら一度見に行ってみるかと思い、公開初日だったので期待半分で見に行きました。
見終わった感想はとても心揺さぶられました。確かに前回と同じボーイミーツガールの物語ではあるのですが、主人公もとい作品の熱量が凄いです。初っ端から風俗店で働こうとするヒロインなどかなり攻めています。全体的にアンダーグラウンドな雰囲気があり、登場人物はたびたび倫理観から外れた行動も取りますが色々考えさせられました。常識的に考えると主人公は結構ヤバイ行動を取ります。ですが自分の芯を持ち、不器用ながらも前に進もうとする姿に心打たれました。
監督も言っていましたが、この作品の評価は主人公を受け入れられるか否かでガラリと変わると思います。
たとえ受け入れられなくとも、何かしら心に感じるものが絶対ありますよ。
だからこそ今回の作品は好きな人は前作以上にハマると思いますよ。